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第19回(2020年度)高瀬賞が決定し、結果が公表されました。
この賞は短歌人会の会員1・2欄所属者の未発表新作15首を対象とした、結社内新人賞です。
賞の名前は、1966年から1985年まで「短歌人」編集発行人を務め、2001年に他界した
故・高瀬一誌氏の業績を記念してのものです。
例年通り「短歌人」1月号に応募用紙を綴じ込み、2月25日締切で作品15首一連を募集したところ、
期日までに46篇の応募がありました。これは昨年に比べて15篇の減少でした。
今回は予選を行わず、全応募作品を各編集委員が精読し、事前に上位8作品を投票しました。
投票は1位2点、2位以下1点で集計し、高得点上位11作品が最終候補となりました。
本来ですと5月6日に最終選考会が行われる予定でしたが、
新型コロナウイルス感染拡大の影響でメールによる選考となりました。
選考方法は最終候補11作品を各編集委員が再度精読、
あらためて上位3作品を選出し、短評をつけて投票しました。
投票は1位3点、2位2点、3位1点で集計したところ、
第19回高瀬賞は笹川諒「とある帰省」15首に決定しました。
また、2位以下の作品との得点差があったことから今回は佳作はなしと決定いたしました。
受賞作品ならびに詳しい選考経過報告と選考委員による選評は、
「短歌人」2020年7月号に掲載されておりますので、詳しくはそちらをご覧下さい。
来年度も多くの応募をお待ちしております。
短歌人会
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